カタルシス

おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2

おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2

異邦の騎士 改訂完全版

異邦の騎士 改訂完全版

ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯


青山のABC(青山ブックセンター)で大橋歩の銅版画、展示されています。
私久しぶりに村上春樹の文章を読んだのではないだろうか。飢えてましたね、これに。読んでいて気が付いた。
気楽に、ごろごろしながらめくるような本であっても、私は好きなんだなあ。


「異邦の騎士」ですけど、本当に何度読むのを止めようかと思ったか。でも最後まで読んで救われました私は。途中でしんどくても、だいたいわかったと思っても、最後まで読んでほしい。こう書いてくれて良かった。
まあ、私はこういったカタルシス(なのか?)をあまり必要としないのだけど。


泣きたい。
泣ける本ゆるぼ。常に。
できればそのイノセンスに心が震えるようなお話で。「スノーグース」みたいな。あれで泣く人もあまりいないのかもしれない。けど。

スノーグース (新潮文庫)

スノーグース (新潮文庫)

これはもう私、心の琴線に触れるどころか鷲掴みされたような。


そうね今まで泣いた本をまた読めばいいね。募集せずとも。



スズメの話は今読んでいるところ。これはたぶんけっこうくる。予感。