久しぶりに見た夢を覚えていたので記す。


上から覗き込むと底まで光が届いていず、どこまで深いのかわからない穴の内側を階段が螺旋状に続いている。穴の直径は3mほど。奇妙な事だが、各階の一部がベッドになっている。ので、横から見ると長い長い2段ベッドのようだ。2段どころではないが。
なぜ横から見たのかというと、ベッドの柵を伝って穴を降りていったからだ。階段を使うといちいちベッドを膝立ちで越えねばならず(土足では通過できないからね)、しゃらくさいため。
ベッドの柵から手を離して落下、下のベッドの柵につかまる、それを繰り返してひょいひょいと降りていった。体の重さだとか腕の疲れは当然感じない。ひょいひょいひょい
その奥底には隠し部屋があって、私たちが潜伏しているのはその部屋だ。
なぜ潜伏しているかというと、見つかると殺されるからだ。残された私たち以外の身内はみな殺された。そのあたりの事情は忘れてしまったが、私たちは身を隠しながらも虎視眈々と復讐の時を待っていたのだった。
主に私が外の世界を偵察し、情報を収集。穴に持ち帰る。リーダー格は30代後半の女の人で、現実の知り合いではない人。
ちなみに階段のベッドはちゃんと使用している人がいる。だから出入りするのは昼間に限られたが、私はベッドの上を移動しないためいつでも使用可能だった。

偵察役が私なので当然の事だが何度か正体が割れ、追われる。それでもベッドのところで時間を稼ぐ事ができ、難を逃れてきた。

いよいよ復讐の時が迫ったある日、仲間のおじさん(50代・現実の知り合いではない人)が言う。
「あれからもう11年だ」
その瞬間リーダーの女性の顔が40代後半まで一気に老け、ぎゃっと私が驚いた瞬間にアジトの扉が開き、敵方が襲来する。
で、わーわーどたばたしている中、目が覚めた。


無事に逃げおおせたのか。復讐はどうなったのか。
まあ、夢ですけど。