読んだ

モダンタイムス (Morning NOVELS)

モダンタイムス (Morning NOVELS)


久々に伊坂幸太郎を読んだ。
「魔王」の続編。
月刊連載だったってんで、加筆修正されていようが、ブツブツ切れてる感はあった。
でも面白かった。
舞台が今よりちょっと未来だったけど、自分のいる現代が忘れ去られているのと、ちょっと進んでるな、っていうぐらい。
あと主人公たちがSEなのでその日常会話が興味深かった。
「苺畑さようなら」はビートルズの「Strawberry Fields Forever」からかなと思った、けど、どうでしょ。
どこかで内容はチャンドラーとあったのを読んで、そんな感じだなとも思った。


伊坂幸太郎の小説って、「?」「??」「???!」っていう連続が最後にドドドっと収斂する気持ちよさがあると思うんだけど
今回のはそういう感じじゃないですね。って言っていいのかな。まあいいか。
目の前の小さな目的のために生きるってとても大切な事だし、それしかないし。


「魔王」が怖かったという印象しかなかったので期待してなかったけど普通に楽しんだ。
魔王の内容ほとんど忘れてしまっていたので人名とかね・・・もったいない事をした。


そしてあとがきにこれと「ゴールデンスランバー」を平行して書いていたので二つは対のようなもの、とあったので
いよいよ発売日に買ったきり放置していたそれを読み始める時が満ちた。
私にはそれ以外に、こちらも発売日に買ったきり積んである「1Q84」を読むという使命もあるので、
年内に3冊読もうと決めた。



やるよね、検索。
例の恐ろしい検索もかけたけど楽しいね。