誰の役にも立たなくていいんだ

裏庭 (新潮文庫)

裏庭 (新潮文庫)

また読んだ。
この人は本当に、女性の心の中をえぐるように暴いてしまう。
この本の主人公はまだ子供でこれは児童小説でファンタジーなんだけど。


1対1の関わりの喪失。
照美が開いた裏庭がああいう世界だったのは本人に起因していたのか
いや全ての成り立ちの基本はそこにあるのかな。


河合さんの解説まで熟読して、濃い読書時間を過ごした。