コリン

英国王のスピーチ」を観た。
とてもお行儀のいいというか、良い子の映画でしたな。。
時代はWW2の直前で、人々は戦争の気配を感じている。身分の差もはっきりとある。劇中でからっと晴れた空の印象がほとんどないように、なんだか灰色っぽいどんよりとした空気のはず。
主人公の抱えている問題も、捉えようによってはとてもとても深刻だ。胃が痛くなるわー、どころじゃなく。
しかしこの映画は基本的にコミカルに、やさしく、話をまとめているので重さは感じない。
それどころか「重く受け止めすぎないでその状況を笑ってしまうぐらいの高貴さを持て」と言われているような。
そういうところが何となく「良い子の」と思ってしまう所以。
子供と一緒に見に行ける映画です。


しかしコリン・ファースはいいよねえ。。
こういう真面目で神経質っぽい役が似合って似合ってダントツですね。
永遠に私の心のダーシー様です。(「高慢と偏見」の)


平日昼間という時間のせいか地元だからか、高齢のお客さんが多く見られました。
さっき子供も見られると書いたけれども、子供からお年寄りまで見る映画の主演だなんて素敵です。ついにそういうくらいにまで登り詰めたコリン。
王様姿もかっこよかった。



あー、ブリジットジョーンズの日記見たくなった。